公開2日目に行ってきました。
※割とネタバレもあるのでご注意ください
やっぱり作者がストーリーに関わるといいね〜
今回、尾田さんは「原作・総合プロデューサー」という立場のようですね。
尾田さんが映画のストーリーに関わりだしてから敵キャラが原作に関わりができてきたり、麦わらの一味以外のキャラも沢山出るようになったと思います。そこの広がりはやっぱり原作者がいてこそだなあと思います。シャンクスの出自とか、先生がいないと描けないだろうし。
Adoさんの歌唱パートについて
公開前から「ウタの歌唱パートのAdoさんはウタの印象とは少し離れているのではないかなあ」と、CMの映像を見て気になっていました。
ただ、実際に映画を観るとウタの演技パートの声優、名塚佳織さんの声は普段のAdoさんの声質に似てるように思いました。もしくはAdoさんに寄せてるのかな?という印象を勝手に受けました。
今回は曲のバリエーションが広く、歌唱が素晴らしかったです。確かにこれはAdoさんじゃないと歌いこなせないと感じたので、その辺りの納得感によって気になってた点は自分の中で相殺されました。
また、その曲たちも今回は豪華なメンツが制作してましたが、これまた曲ごとに映画の状況にバッチリで。
ほとんどのアーティストさんは聞いただけで何となくヤスタカさんだな、とかは分かったので流石のクオリティだな、、すごいな、、と思っていたのですが、Vaundyくんが一番ダークに聞こえる「逆光」を制作されてたようで、これは分からなくて一番驚きました。幅が広すぎるよ…Adoさんにもとても合ってるし、とにかく製作陣スゴイ!です。
個人的にグッときた細かいところ
ヤソップとウソップの掛け合い
シャンクスとルフィってニアミスだけども関わりはちょいちょい描かれてましたけど、なんだかんだヤソップ・ウソップ親子は私の記憶ではウソップが子供の頃から一切交流はなかったと思います。
ウソップの母・バンキーナさんが亡くなった時もヤソップが来てる気配もなかったですし(実は隠れて来てたパターンはもしかしたらあるのかもですが)。
なので、バトル後半戦で逞しくなった息子と父で協力してるシーンは「ここでそれ出すのか!」と構成的に驚いてグッときました。
ブリュレとカタクリお兄ちゃん
原作でもブリュレとカタクリお兄ちゃんのことが描かれてましたが、そこがまた関係してカタクリ参戦になるとは。ブリュレ、原作だとちょっと可哀想なくらい能力を敵(麦わらの一味)に悪用されてたので、カタクリお兄ちゃんを頼るところは何か変わってなくていいなあと思ったり。
ラスト周辺ではオーブンさん含めてシャーロット家の3人は描写が無くなってたと思うので、ブリュレの能力でコッソリ退散したのでしょうか。。
結局ウタはどうなったか
映画を観てすぐはどっちかなあ、と思ってたのですが、映画鑑賞特典で貰った「巻四十億」の年表には「死にゆくウタ」とあったのでああやっぱりそうなのか…と。尾田さん的には死ではなく「逃避」のようですが。

エンディングまでオールスター
今までの登場人物がちりばめられた、ウタの理想とする「新世界」のイメージなのかなと感じました。
みんな楽しそうなのに、それがまた現実ではないので、切なさも含んでたり。
内容もかなり濃いめだったので、今回も観に行ってよかったです。
尾田さんはたまに休みながらも週間連載中にこんな濃いプロジェクトを動かして相当大変だなあと思います。
原作も佳境なので、無理せずラストまで描ききって欲しいです。