星野源さんの「働く男」を読みました

星野源さんの本は「そして生活はつづく」が読みやすくて、「よみがえる変態」も良かったので「働く男」も読んでみました。

「働く男」「書く男」「歌う男」「演じる男」「そして、また働く男」と5章になっており、「書く男」がメインとなっていたのですが、これが映画感想仕立てのエッセイ部分が大きく占めていて(「ひざの上の映画館」)、映画をほとんど観ないわたしにとっては少し違ったなあという感じでした。映画好きだととってもいいのかなと思いました。

その次に多くを占める「歌う男」は星野源さんの自分の歌の裏話的な内容でして、個人的に星野源さんやSAKEROCKは好きなんですが全曲知ってるぐらいのファンでないとついていけないなと思ってしまいました。
追っかけするぐらいのファンだったらかなり楽しめそうです(バンドの追っかけっぽいことをやってた頃を思い出す)。

個人的には最後の「そして、また働く男」が一番好みでした。関係者の証言とか対談なのでそこまで知らない自分にも読みやすくて。

この本で一番気になった言葉が、星野源さんと又吉直樹さんの対談の中のこの部分でした。

星野 昔、自分のことを人見知りだと思ってたんです。でも、今は人見知りって気のせいじゃないかって思うんですよね。「人見知りです」と言うのって、「コミュニケーションをとる努力をしない人間なので、気を遣ってください」と言うのと一緒なんじゃないかと気づいてから恥ずかしくなって、5年くらい前から言わなくなりました。

又吉 僕も3年前から言わなくなりました。なんか、人見知りって、生涯背負うものじゃなく、症状やと思うんですよ。いまでも出るときがあるんです。この場は無理やなとか、こいつ合わへんなとか。

星野源「働く男」より

確かにこういう見方もできるなと。わたしも人見知りと思ってたんですが、初めて行く美容院でめっちゃ喋ったりするので、自分が話したくないだけとか、相手が話しやすいかどうかだけなのかも知れないなあと。

多才な二人の対談は良かったし、映画部分はちょっと違いましたが、星野源さんの書き口が好きなので面白かったです。

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